はじめに
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この記事はスマブラAdventCalender2020(イベント企画)の3日目の物です。
スマブラAdventCalender2020についてはコチラ:https://adventar.org/calendars/5109
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こんにちは。
私は普段とあるインターネットコミュニティで管理人&イベント運営を行っている者です。
そのコミュニティ内で定期的に8人大会を行っており、負担も少なく簡単に運営できる方法なのでノウハウを文字に書き起こそうと考えました。
この記事では8人大会を運営するにあたって実際に行った作業や、この方法で行う大会の良い点/悪い点についてを書いていきます。
尚、この大会は知らない人同士で行う物というよりかは、グループやサーバなどのコミュニティ内で行うことが前提であるという点だけご了承ください。
これから大会やイベントを主催してみたいといった方の参考になれば幸いです。
8人大会の概要
まずは実際に行った大会の告知画像を見てください。
- 8人大会は、最大参加人数8人の専用部屋を立てて行う。
- 参加者は事前に募集せず、その場で来てもらう。
- 詳細は「良い点・悪い点」で記載しますが、主な理由は様々な「負担を減らす」ことです。
- 大会の進行は基本配信画面内で完結させる。
- トーナメント表は下の図のような入室順だけを書いた仮の物を事前に作成しておき、参加者が集まったら名前を入れていく。
- トーナメント表はコチラのサイトで作成しています。https://terus.jp/knockoutdraw/v2/
- 主催者は1戦目、8人目は4戦目に固定しておくと試合開始のタイミングが自分でコントロールできて、部屋が埋まらなかった場合試合をやりつつ8人目の参加を待てるので都合が良いです。
- 作成したトーナメント表は試合終了後に勝敗を登録し、試合が始まるまで配信画面に映しておく。
- トーナメントの進行状況を参加者に把握してもらいセルフでリングに上がってもらうのが目的。
実際の運営作業
具体的に私が行っている運営作業について書き出していきます。
- 告知関連:ルール(大会コンセプト)の設定、告知画像作成
- 事前準備:配信画面準備、仮のトーナメント表の作成
- 大会当日(~試合開始前):配信開始、部屋立て、トーナメント表の名前入れ
- 大会当日(試合開始~):勝敗記入、トーナメント表の表示切替
まずは1の告知関連から。私は大会の告知用に「8人大会の概要」で提示したような画像を作成し、それを用いて大会の告知を行うようにしています。
メリットとしてはテキストだけの物より圧倒的に見やすく、配信開始から部屋を立てるまでの待機画面で映しておけばその場でルールやレギュレーションを理解してもらえる等があります。
当たり前ですがテンプレート的なのを作っておくと次回以降使いまわせて楽です。
次に2の事前準備として配信画面と仮のトーナメント表を作成しています。
配信画面は配信開始~部屋立てまでに映しておく待機画面と、部屋立て後に映すゲーム画面の2つを準備しています。
待機画面は下の図のようにしています。
- 告知画像を切り抜いて表示
- パスワードと開始時間をテキスト表示
- 時計を表示
- 背景として黒の色ソースを使用
- 色ソースの下にキャプチャーボードの映像を配置し、ゲーム音が聞こえるようにする。
といった感じです。
ゲーム画面ではこんな感じにトーナメント表を表示させたいので、事前にWEBブラウザ画面の切り抜きと動作確認を行っておきます。
仮のトーナメント表作成については「8人大会の概要」の通り、入室順を記載した表を作成しておきます。
次に3の大会当日(~試合開始前)は、「配信開始、部屋立て、トーナメント表の名前入れ」とそのままなので割愛。
最後に4の大会当日(試合開始~)は、完成させたトーナメント表を試合が始まる前まで表示させ、試合中は非表示→試合終了後に勝敗を入れて表示→試合中は非表示→...を繰り返す作業を行います。
良い点・悪い点
この方式の主な良い点は以下の通りです。
- 主催者の負担が少ない。
- 参加者の負担も少ない。
- 大会の参加に興味が無い層も取り込みやすい。
まずは「主催者の負担が少ない」から
参加者が全員揃った状態での運営になるので、参加者の遅刻や不在などのトラブルが無いです。
また、事前に参加者を募集しないため「あと○人参加できます」といったフォローが必要なく楽ができます。
主な作業はトーナメント表への結果登録と、画面の表示切替だけなので配信ソフトの予備知識が少なくても成立するのも大きいと感じます。
次に「参加者の負担も少ない」ですが、
この方法で大会を行う場合、参加者は事前申請や予定調整を行う必要がありません。
「行けたら行く」の精神でフラッと来てもらうだけなので大会参加のハードルがとても低くなっていると感じます。
最後に「大会の参加に興味が無い層も取り込みやすい。」です。個人的な見解ですが、大会に関するスタンスは人それぞれであると感じます。
例えば、結果を残したい人、とりあえず参加してくれる人、観戦をメインで行いたい人、大会に興味はあるけど事前申請などが億劫で参加まで手が伸びない人など。
そこで大会参加のハードルが低いこの方式であれば「観戦のつもりだったけどやっぱり参加しよう」、「部屋が埋まってなければ参加してみよう」といった参加者を受け入れやすいです。
(実際何回か大会を行ってきて、普段の対戦部屋では見かけない人が大会に参加してくれるというケースが割とあります。)
この方式の悪い点は以下の通りです。
- 仕様により通信が安定しないリスクがある。
- 試合回数が少ないので、ややあっさり気味。
最大の懸念点はやはり「ラグ」だと思います。
8人部屋なので少人数の部屋より遅延が増えます。
まだ経験したことは無いですが、試合中にひどいラグや通信エラーが発生するリスクもあるでしょう。
まだ経験したことは無いですが、試合中にひどいラグや通信エラーが発生するリスクもあるでしょう。
試合回数に関しては良くも悪くもといった感じで、30分程度でサクッと終われるのは負担が少なく良い点でもあるのですが、例えば「AさんがBさんとCさんの2人の優勝候補を倒した!」とかそういう熱い展開みたいなのは産まれにくいと感じます。
どちらかというとガチガチの大会というよりかは、コミュニティ内でワイワイやる大会向きですね。
トラブルへの対処メモ
あまりトラブルは起きにくいですが一応
- 試合が終わってもリングから降りてくれない場合
- 自分もリングに上がって「+(Start)ボタン」を押して放置。
15秒立てば自動的にリングから弾かれる or 気づいてくれます。 - 8人目が集まらない。
- 専用部屋の仕様で15分試合が行われないと部屋が解散してしまうので5分待っても来なかったら始めるのが良いです。
さいごに
以上が8人大会についての詳細になります。
やや特殊な方法かもしれないのでアイデアの一部でも使ってもらえたら良いかな、と思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
(大会に参加してくれた方々へ、参加してくれてありがとう!)
おまけ_OBSについての予備知識
基本的な内容です。
- 配信中に画面を別のものに切り替えたい。
→シーンを作成しておいて切り替える。(シーン1を待機画面、シーン2をゲーム画面にするなど) - 部屋立て後の画面切り替え時に使用
- 画面内のソースを表示/非表示と切り替えたい。
→ソース内の目のアイコンをクリック - トーナメント表の表示/非表示切り替え時に使用
- トリミングを行いたい。
→Altキーを押しながら範囲選択する。 - 配信画面作成時に使用
- WEBブラウザの画面を取り込みたい。
→WEBブラウザで画面を開いておき、ウインドウキャプチャから選択。 - トーナメント表を映すのに使用
多分これだけできれば8人大会できます。
終わり
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